前回のブログは梅雨の時期の頭痛やめまいについて書かせていただきました。
梅雨の時期に出現する症状として、腰痛も多くみられます。
今回は梅雨と腰痛に着目して原因と対策をお伝えさせていただこうと思います。
梅雨の時の腰痛
◯「雨が降る前になると腰が重くなる」
◯「梅雨の時期はいつも腰痛が悪化する」
◯「特に動いたわけではないのに腰が痛い」
このようなお悩みはありませんか?
実は梅雨時期になると、腰痛を訴える方が増える傾向があります。
しかし、レントゲンやMRIで大きな異常が見つからないケースも少なくありません。
そのため、
「年齢のせいかな…」
「ヘルニアがあるから仕方ない」
と思われる方もいらっしゃいますが、実際には梅雨特有の環境変化が関係していることもあります。
今回は、なぜ梅雨になると腰痛が悪化しやすいのかについてお話しします。
【原因① 活動量の低下による血流不足】
梅雨時期は雨の日が増えることで外出する機会が減りやすくなります。
すると自然と歩く距離や身体を動かす量も少なくなります。
本来、筋肉は動くことでポンプのような役割を果たし、血液を全身へ送り出しています。
しかし活動量が低下すると、
・血流の低下
・筋肉のこわばり
・関節の動きの低下
が起こりやすくなります。
その結果、腰まわりの筋肉や関節に負担がかかり、痛みや重だるさを感じやすくなります。
【原因② 湿度の上昇による身体への負担】
梅雨時期は湿度が高くなります。
湿度が高い環境では汗が蒸発しにくくなり、身体は熱をうまく放散できなくなります。
すると体温調節を行う自律神経に負担がかかりやすくなります。
自律神経が疲れてしまうと、
・疲労感
・睡眠の質の低下
・筋肉の緊張
などが起こりやすくなります。
腰痛は単に腰だけの問題ではなく、身体全体のコンディションとも深く関係しています。
そのため、自律神経の疲労が腰痛の悪化につながることも少なくありません。
【原因③ 股関節の硬さが腰へ負担をかける】
腰痛を抱えている方のお身体をみさせていただくと、股関節の動きが低下しているケースが非常に多くあります。
本来、立つ・歩く・しゃがむといった動作では腰と股関節が協力して動いています。
しかし股関節が硬くなると、その分の負担を腰が代わりに引き受けることになります。
梅雨時期は活動量が減るため、
・長時間座る
・家で過ごす時間が増える
・運動量が減る
ことで股関節がさらに硬くなりやすくなります。
その結果、腰への負担が増え、痛みにつながることがあります。
【梅雨時期の腰痛対策】
腰痛を予防するためには、無理のない範囲で身体を動かすことが大切です。
おすすめなのは、
☑ 1日15〜20分程度の散歩
☑ 股関節を大きく動かすストレッチ
☑ 湯船に浸かって身体を温める
☑ 同じ姿勢を長時間続けない
☑ 深呼吸を意識する
といった習慣です。
特別な運動よりも、「固まらない身体」を維持することが重要です。
◎まとめ
腰だけを治そうとしても改善しないことがあります
腰痛があると、どうしても腰そのものに原因があると思いがちです。
しかし実際には、
・股関節
・骨盤
・背骨
・呼吸
・自律神経
などが関係しているケースも少なくありません。
当院でも腰だけを施術するのではなく、お身体全体のバランスを確認しながら負担のかかっている部分を評価しています。
毎年梅雨になると腰痛が悪化する方は、単なる加齢や使いすぎだけではなく、季節による身体へのストレスが影響しているかもしれません。
「梅雨だから仕方ない」と我慢せず、ご自身の身体の状態を見直すきっかけにしてみてください。
快適に過ごせる身体づくりは、日々の小さな積み重ねから始まります。







